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2005年11月11日、"社会生態学者"ドラッカー氏(Peter F. Drucker)が逝去した。
彼は経営に関わる多くの著作を残したが、私はほとんど読んだことがなかった。多分、彼が最も有名であったころに、私の関心は別のところにあったのだろう。しかし彼の死後、その履歴をたどるにしたがい、彼の思想家としての側面に興味が沸いた。
ちょうどタイミングよく出版された「The Daily Drucker – ドラッカー365の金言」(ダイヤモンド社)を買ってみた。1日1篇ずつ一年間読めるよう、彼の著作から抜粋した文章が365日分ある。ところが、読み始めてみると、意味がよくわからない部分が出てきた。幸い私は英語がある程度わかるので、原書とつき合わせて読むと意味がしっくりくるようになった。
英語のタイトルからして"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"(意訳: "正しくあるにはどうしたらよいのか? 考えるためのヒント366日分" )と、日本語の365日に対して英語版では366日となっている。日本語では、一年を指すのに365日と表現した方が通りが良いからだろう。だからといって、日本語版では閏年の際の2月29日分がないかというと、そんなことはなくちゃんと366日分ある。
それはさておき、英語で理解した方が良いなぁ、と思えるところはたくさんあるが、全て翻訳する訳にもいかない。
そこで、ドラッカーの使っている英語の中から毎日一単語(または一イディオム、場合によっては一センテンス)ずつ拾っていきながら、彼が考えていることを理解していこうという主旨でこのブログを始める。
今はまだ準備期間で、本編は始まっていない。
このブログの本編は2007年1月1日から始まり2007年12月31日に終わる予定である。
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