2007年1月16日 (火)

objective

【objective】
>目標
「形式張った語で、多くの要素を含み計画的な達成努力を要する目標」(ランダムハウス英和辞典)


It (management) has to think through the institution's mission, has to set its objectives, and has to organize resources for the result the institution has to contribute. 

▼試訳:
マネジメントは、その組織の使命に沿って考えなくてはならない。その使命に沿って(いくつかの)目標を設定し、組織が果すべき成果を念頭におき資源の編成を行わなくてはならない。

>organize 組織・編成する、有機的に構成する
>contribute 貢献する、資する

■ 16 January
"The Function of Management Is to Produce Results" まとめ:
------------------
あらゆる組織・団体にはその使命に基づいた目標がある。マネジメントは生産性を向上させ、最終的にはきちんとした成果を残すことが必要だ。

■参考(他の英文和訳):
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(マネジメントは)使命を決める。目標を定める。資源を動員する。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
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"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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2007年1月15日 (月)

effectiveness

【effectiveness】
>永続的に効果を上げていること。
>効いていること。成果をあげていること。


This forces him to cut out everything but truly vital matters. He did not lose effectiveness thereby.

▼試訳:
このこと(体が不自由なため一日数時間しか働けなかったこと)で、彼は本当に大切なこと以外のすべてをやめざるを得なかった。そのために、彼は(生産性を落とすことなく)成果を残すことができた。

>thereby それによって

■ 15 January
"The Spirit of an Organization" まとめ:
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ハンディキャップを原因にするな。自分が"できること"に集中し成果を残せ。

■参考(他の英文和訳):
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そのため、重要なこと以外はすべて整理せざるをえなかった。しかし彼は、仕事上の成果を少しも損わなかった。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
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"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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2007年1月14日 (日)

attitude

【attitude】
>心構え、態度、傾向
>姿勢


By this we mean an attitude that makes the individual see his job, his work, and his product the way a manager sees them, that is, in relation to the group and the product as whole.

▼試訳:
我々が"態度"といったとき、意味しているのは"マネジメントの態度"のことである。マネジメントの態度(心構え)を身につけることで、マネージャー(経営者・責任者)がヒトやモノの関係を全体的にとらえているのと同様に、(マネージャーではないその他の)一人ひとりも、自分の責務、課題、成果について考えるようになるのだ。

注:
job には、duty(義務)という意味がある
work には、取り組むべき仕事、というニュアンスがある
product には、成果という意味がある
see には、理解する、熟考する、という意味がある

■ 14 January
"The Managerial Attitude" まとめ:
------------------
人的資源は最も活用されていない資源であり、一人ひとりにマネジメントの心を持たせることは、最重要課題である。

■参考(他の英文和訳):
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仕事と製品をマネジメントの視点で見ること、すなわち、それらのものを全体との関連において見ることである。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
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"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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2007年1月13日 (土)

liberal

【liberal】
>自由(主義)の
>偏見のない、寛大な


Management is what tradition used to call a liberal art.

▼試訳:
マネジメントは、伝統や習慣を大切にする立場からすれば、リベラル・アート、つまり、今の考え方・やり方にしばられない新しいものの見方に基づく技術(art)と呼ばれていたのである。

注:
tradition 伝統、古い行動様式
used to 以前はしていた、よくしていた。

>a liberal art と liberal arts (リベラル・アーツ)

liberal arts は、日本語における訳語として「一般教養」が使われるが、Wikipedia によれば原義は次のようになっている。「人を自由にする学問」、「自由学科」のことであり、それを学ぶことで、自由人たる教養が身につくものである。この自由人とは古代ギリシア社会においては「奴隷」と対である相対的概念であり、今日的な意味で「自由」を捉えると、原義はわかりにくいものになる。また、liberal artsは、七科から構成され、三科が文法・修辞学・弁証法(論理学)、四科が算術・幾何・天文・音楽である。哲学はこの自由七科の上位に位置し、自由七科を統治すると考えられた。

ドラッカーの英文では liberal arts ではなく、a liberal art となっている。これまでの"The Daily Drucker"の内容からすると、ドラッカーは、日々の革新や自由主義の重要性を明確にしている。そのため、liberal arts の訳語である「(一般)教養」という意味ではなく、liberal の意味も「自由」や「多様性への寛容さ」などのニュアンスが含まれていると考え訳出した。

ちなみに、13 January の見出しは、
1) Management is the Liberal Arts. となっており、
その下の小見出しは、
2) Management is a liberal art.
となっている。

それぞれの試訳は次のとおり。
1) マネジメントは、最も重要な知識と実務の体系である。 
2) マネジメントは、自由人に必須の知識・技術である。

■ 13 January
"Management is the Liberal Art" まとめ:
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マネジメントとは慣習・習慣の打破である。人間に関することを含め幅広く学び、効果と成果を見極めた上で、本当に役立つものを提供しろ。

■参考(他の英文和訳):
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マネジメントとは、伝統的な意味における一般教養である。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
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"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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2007年1月12日 (金)

reality

【reality】(頭の中にあるものではなく)実際に起きていること


For this they need to know what events have already occurred that they do not fit into their present-day assumptions, and thereby create new realities.

▼試訳:
この(意思決定者が"すでに起こった未来"を考慮にいれて今、意思決定をする)ためには、彼ら(意思決定者)は、どんな(重大な)出来事が既に起こったのかを認識しなければならない。そうした出来事は、今の彼らには直接関係するものではない(そのために見過ごしてしまう)が、今までにはない"何か"を生み出しているのである。

注:
>event (ある事の結果またはその関連で起こる)比較的重大な出来事
>assumption 仮説、責任を負うこと

■ 12 January
"Practice Comes First" まとめ:
------------------
(重大な)出来事が起こっても、われわれはそれが、どんな意味をもっているのかその重大性や"意味"に気づかず見逃している。そうしたことが、今までとは異なるパラダイムをつくりだしていく。ゆえに、日常の出来事をよく見ていろ。

■参考(他の英文和訳):
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「すでに起こった未来」を知るには、今日当然としているものに反し、したがって新しい現実をもたらしつつあるものは何かを知らなければならない。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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2007年1月11日 (木)

Man

【Man】人間というもの


.... because the object of management is a human community held together by the work bond for a common purpose, management always deals with the nature of Man and (as all of us with any practical experience have learned) with Good and Evil, as well.

▼試訳:
マネジメントが対象としているのは、共通の目標に向かって人びとが一体となって働く、"人間"の共同体である。ゆえにマネジメントは常に"人間"というものの本性にかかわっている。これは、私たち人間すべてが身を持って経験してきた<善>と<悪>にかかわる、ということなのだ。

注:
>work には「ある目的のために意識的に人間が何かをする」という意味がある。
>bond には「愛情の強さや持続性、一体性を強調」しているニュアンスがある。
>human には「人間特有の」というニュアンスがあり、そこには「善悪の二つの特性を備えているもの」という考え方がある。
>the nature は通例「本質」として使われる。「自然」という意味で使う場合には nature は無冠詞である。

■ 11 January
"Management and Theology" まとめ:
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マネジメントが扱うのは、徳をなし、悪もなす、人間というものである。人間を知れ。

■参考(他の英文和訳):
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共有する目的のもとに、仕事の絆で結ばれたコミュニティーとしての組織のものであるからこそ、マネジメントとは人にかかわることであり、善悪にかかわることである。
(ドラッカー365の金言 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

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■出典:
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"The Daily Drucker 366 Days of Insight and Motivation for Getting the Right Things Done"

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